ファビハルタ®はC3腎症の治療に用いられる経口薬です。C3腎症の患者さんでは、補体のはたらきが過剰になっています。このはたらきが過剰になっている理由として、「補体B因子(ほたいビーいんし)」が関係しています。ファビハルタ®はこの補体B因子を阻害することでブレーキをかけ、過剰になっている補体のはたらきをしずめます。その結果、糸球体でのC3などの沈着が減少し、糸球体の炎症が抑制されます。