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ファビハルタ®の治療を受けるC3腎症の患者さんとご家族の方へ

大阪大学大学院医学系研究科 腎臓内科学 教授
猪阪 善隆 先生

感染予防について

ファビハルタ®は免疫のはたらきを低下させることがあり、服用中は髄膜炎菌や肺炎球菌、インフルエンザ菌による感染症をはじめ、他のさまざまな感染症にかかるリスクが高まります。また、ワクチンの接種は有効な感染症対策のひとつですが、感染のリスクがゼロになるわけではありません。
そのため、ワクチン接種だけではなく、日ごろから手洗いやうがいなどの感染症対策をするようにしましょう。

イラスト:うがいする男性

「インフルエンザ菌による感染症」と「インフルエンザウイルス」の違い

「インフルエンザ菌による感染症」は、細菌の一種であるインフルエンザ菌によって引き起こされる病気です。インフルエンザウイルスによって引き起こされ、毎年冬場に流行することの多い季節性のいわゆる「インフルエンザ」とは別のものです。

体調管理について

できるだけ規則正しい生活を意識しましょう。喫煙や飲酒は控え、適度な睡眠をとるように心がけましょう。運動や食事について指導を受けている場合は、しっかり守って続けるようにしましょう。

疲れやストレスをため過ぎないように、生活環境を整えることも重要です。

定期的な通院で腎臓の状態を確認しましょう

C3腎症による腎臓の障害が進行すると元に戻らないため進行を抑制することが重要です。また、病気の進行の速さは個人差があるため、定期的な観察が不可欠です。このため、血圧と体重を定期的に測定し、その記録を主治医に示すことは有意義です。また、少しでも体調に変化を感じた場合は、速やかに主治医に相談するようにしましょう。

イラスト:血圧を測る男性