Q.他のお薬やサプリメントとの飲み合わせには注意が必要でしょうか?
以下の薬剤は、ファビハルタ®と併用することで、薬の効果が増す、もしくは弱まったり、予期せぬ反応が出現する可能性があります。ファビハルタ®を服用していることを必ず医師または薬剤師にお伝えください。
- クロピドグレル(抗血小板剤)、シクロスポリン(免疫抑制剤)
- ジゴキシン(心不全治療薬)、ロスバスタチン(脂質異常症治療薬)
ほかにも、ファビハルタ®の治療効果への影響が考えられるお薬やサプリメントがあります。ファビハルタ®以外のお薬やサプリメントなどをとる場合は、必ず事前に医師や薬剤師に相談しましょう。
Q.ファビハルタ®は何時に飲んだらよいでしょうか?
ファビハルタ®は1日2回服用するお薬です。指定された時間はありませんが※、朝晩に飲むとよいでしょう。飲み忘れないようにするために、服薬サポートアプリを利用したり、朝晩の歯磨きの前後に飲むなどといった工夫が有効です。
※ ファビハルタ®の臨床試験では、朝晩に服用することとされていました。
Q.他の医療機関にかかるときはどうしたらよいでしょうか?
担当の医師にファビハルタ®でC3腎症の治療中であることを伝え、ファビハルタ®患者安全性カードを提示するようにしてください。
Q.インフルエンザウイルスや新型コロナウイルス(COVID-19)などのワクチンの接種はしてもよいでしょうか?
ワクチン接種について制限はされていませんが、ワクチンの接種を申し込む際に、ファビハルタ®でC3腎症の治療を行っていることを医師・看護師に伝えてください。
Q.体調が悪いときは途中で服用をやめても問題ないでしょうか?
ファビハルタ®は、医師の指示にしたがって1日2回飲み続けることが大切です。
ご自身の判断で飲むことをやめたり、服用量や回数を増やしたり、減らしたりしないようにしましょう。体調の変化や気になる症状がみられた場合には、できるだけ早く、医師や薬剤師に相談してください。
Q.いつまで服用を続けるのでしょうか?
ファビハルタ®は、過剰になった補体のはたらきをしずめることでC3腎症の状態を改善し、進行を抑制する効果が期待されるお薬です。炎症によって障害された腎臓は元の状態には戻らないため、進行を抑制するために服用を続けることが重要です。いつまで服用を続けるかについては医師に相談してください。
Q.妊娠や授乳はできますか?
ファビハルタ®は、妊娠や胎児に影響を及ぼす可能性があります。妊娠を希望される方や妊娠している方は、ファビハルタ®による治療を始める前に医師に相談してください。
また、服用したファビハルタ®が母乳に移行するかどうかはよくわかっていません。授乳を希望される場合は、医師に相談してください。
Q.旅行はできますか?
長期間の旅行を計画している場合は、念のため医師に相談しましょう。
旅行では、治療薬の持参と、毎日の服薬を忘れないようにしてください。万が一、旅行先で医療機関にかかる場合を想定して、必ずファビハルタ®患者安全性カードを携帯してください。海外旅行の際には、服薬しているお薬の一般名(ファビハルタ®の場合はイプタコパン(iptacopan))をメモして持参すると安心です。
Q.C3腎症が進行したらどうなりますか?
腎臓の障害が過度に進行すると、血液を適切にろ過できなくなり、健康不良につながる可能性があります。ひどくなると将来的に透析や腎臓移植が必要になる可能性もあります。