C3腎症では、年月をかけて腎臓の障害が進行します。C3腎症を含む一次性※1膜性増殖性糸球体腎炎では、無治療の場合は、10〜15年で50〜60%が末期腎不全(まっきじんふぜん)に至るといわれています[1]。末期腎不全へと進行した際は、透析や腎臓移植など、腎代替療法(じんだいたいりょうほう)と呼ばれる治療が必要となります。
※1 明らかな原因疾患がないものを一次性、免疫複合体疾患や感染症などに続発するものを二次性と呼び、区別されています。
腎臓の障害が進行すると元には戻らないため、定期的に尿たんぱくやeGFR※2を確認しながら病状を管理していくことが重要です。

(イメージ図)
NPO法人 腎臓サポート協会 腎不全とその治療法より改変
※2 eGFR(estimated Glomerular Filtration Rate:推算糸球体ろ過量):血清クレアチニン値と年齢・性別を用いて算出する腎機能の指標
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難病情報センター 一次性膜性増殖性糸球体腎炎(指定難病223)
https://www.nanbyou.or.jp/entry/4424 (2025年3月閲覧)