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ゾレア®による治療を受ける重症アレルギー性ぜんそくの患者さまとご家族の方へ

監修:
東京女子医科大学 呼吸器内科学講座  教授・講座主任
多賀谷 悦子 先生 

気道にアレルギー性の炎症が起こると、ぜんそく症状があらわれます。

アレルゲンとIgE抗体によって、体内のさまざまな場所でアレルギー性の炎症が起こります。アレルギー性の炎症が起こる場所によって、「アレルギー性鼻炎」、「アトピー性皮ふ炎」など、さまざまなアレルギーの病気が生じます。
気道でアレルギー性の炎症が起こることで引き起こされるのが、「アレルギー性ぜんそく」です。

アレルギーによる炎症はぜんそく以外の病気も引き起こします

アレルゲン、IgE抗体 ⇒ [アレルギー性の炎症](アレルギー性ぜんそく、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮ふ炎)

アレルギー性の炎症はぜんそくの原因のひとつです。

ぜんそくの原因である気道の炎症には、アレルギーだけでなく、汚染物質(タバコの煙や排気ガス)なども関連しています。
アレルギー性の炎症が原因で起こるぜんそくがアレルギー性ぜんそく、そのほかの炎症が原因のぜんそくが非アレルギー性ぜんそくです。

「アレルギー性ぜんそく」と「非アレルギー性ぜんそく」は炎症の
原因により分類されます

アレルギー性の炎症 ⇒ アレルギー性ぜんそく 汚染物質による炎症(タバコの煙(喫煙や受動喫煙)排気ガス・スモッグなど)非アレルギー性ぜんそく

アレルギー性の病気がひとつあると、
ほかのアレルギー性の病気にもなりやすい?

アレルギー性の病気のなかでも、「ぜんそく」「アレルギー性鼻炎」「アトピー性皮ふ炎」は、複数のアレルギーを発症しやすいことが明らかになっています。
なかでも関連性が強いのはぜんそくとアレルギー性鼻炎で、ぜんそく患者さんのなかでアレルギー性鼻炎を合併している方の割合は約50~80%、アレルギー性鼻炎患者さんのなかでぜんそくを合併している方の割合は約20~40%といわれています。

竹内万彦ほか:耳展. 52(補1), 36, 2009