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小児の乾癬でコセンティクス®を使用される患者さんへ

監修:
名古屋市立大学大学院医学研究科 加齢・環境皮膚科学 教授
森田 明理 先生

乾癬の患者(かんじゃ)さんでは、炎症(えんしょう)を起こす物質が増え過ぎてしまうため、皮疹(ひしん)やかゆみなどの症状があらわれると考えられています。

乾癬の炎症(イメージ図)

(イメージ図)

炎症を起こす物質にはいくつかあり、乾癬では、IL-17A(インターロイキン・17・エー)や、そのほかにもTNF-α(ティーエヌエフ・アルファ)、IL-23(インターロイキン・23)などが深く関わっているといわれています[1][2]
IL-17Aは、本来、細菌(さいきん)などからからだを守る免疫(めんえき)に関わるはたらきをもつサイトカインと呼ばれるたんぱく質です[2]
しかし、なんらかの原因でIL-17Aがたくさん作られ、増え過ぎてしまうと、皮膚(ひふ)に炎症が起こり、乾癬の症状があらわれます[2]

関節症性乾癬(乾癬性関節炎)(かんせつしょうせいかんせん[かんせんせいかんせつえん])の患者さんの場合

皮膚のほかに関節にも症状があらわれます。
関節に炎症が起こり、はれや痛みが生じます。

関節症性乾癬(乾癬性関節炎)の炎症(イメージ図)

(イメージ図)

  1. 佐野栄紀:日本臨牀. 2018;76(1):22-27.

  2. 小宮根真弓ほか編著:困ったときに役立つSTEP UP乾癬診療. 第1章 乾癬の基礎知識, 東京, 2019, メディカルレビュー社, pp.30-33.