ケシンプタの投与を始める前に、ケシンプタを投与しても問題ないかどうか、また、投与後の安全性への影響などを把握するためにもいくつかの検査・確認を行います。
B型肝炎ウイルスに感染していないかどうかの確認
B型肝炎ウイルスに感染している場合、ケシンプタの投与によりB型肝炎ウイルスが再び活動的になって、肝炎を発症するおそれがあります。
そのため、ケシンプタの投与を始める前に、B型肝炎ウイルスの感染の有無を確認しておく必要があります。
(活動性B型肝炎の患者さんの場合は、肝炎の治療が優先されます)
![イラスト](/sites/okusuri_novartis_co_jp/files/styles/twoup_layout_desktop_1080/public/2023-09/kesimpta-03-01.png?itok=r3PK85n3)
感染症の有無の確認
感染症を合併している場合、ケシンプタの投与により感染症が悪化するおそれがあります。
そのため、ケシンプタの投与を始める前に、感染症の有無を確認しておく必要があります。
(感染症を合併している場合は、感染症の治療が優先されます)
![イラスト](/sites/okusuri_novartis_co_jp/files/styles/twoup_layout_desktop_1080/public/2023-09/kesimpta-03-02.png?itok=MLPbddg6)
妊娠の有無の確認(女性のみ)
動物実験(サル)では、ケシンプタのお薬の成分を妊娠期間中に投与したところ、サルの赤ちゃんの「免疫機能」に影響を及ぼしたとの報告があります。
そのような背景から、赤ちゃんへの影響(リスク)を避けるためにも、妊娠が可能な女性に対しては、ケシンプタの投与中および最終投与後6ヵ月間は避妊することが求められています。
そのため、ケシンプタの投与を始める前に、妊娠の有無を確認しておく必要があります。
![イラスト](/sites/okusuri_novartis_co_jp/files/styles/twoup_layout_desktop_1080/public/2023-09/kesimpta-03-03.png?itok=k-TwimQB)